・以前、コーヒー農家の収入が低すぎて、世界からコーヒー豆が無くなる??というニュースがありました。
・世界的な流れから、日本でも最低賃金を上げる動きが加速していますが、まだまだ低賃金で働かされている実態があります。
それが本日のニュース「エシカルファッション」につながる事なのですが…
・サステナブルであるエシカル(論理的な)ファッションが注目され始めたのは、2013年にバングラデシュで起きた商業ビルの崩壊事故。事故により、ビル内の縫製工場で働いていた約1100人以上の人が亡くなり、2500人以上のケガ人が出てしまいました。
・その工場では、私たちが普段よく目にするようなブランドの服が作られていましたが、事故をきっかけに低賃金、悪環境の中で長時間働かされていたことが明らかとなり、ファッション業界のあり方に疑問を持つきっかけとなったのです。
・当時、バングラデシュでは製造業の労働者の最低賃金は月額約13000円で中国の5分の1、インドの3分の1とアジアでも最低で、コストを抑えたいブランドにとっては格好の国でした。
・1130円のポロシャツで誰にどれぐらいのお金が支払われているのかというコンサル会社の調査によりますと…コストは458円。工場の利益が47円、労働者に支払われる金額はわずか10円だったのです。
・そのため、利益を優先するファッションのブランドの多くは、発展途上国に生産拠点を置くことが多かったのですが、今では、緩やかではありますが、労働者や環境に配慮した生産様式に移行しています。
・今着ている服について、嫌いだけで選ぶのも、もちろんファッションの楽しみ方の一つだと思いますが、食べ物と同じように、作られる過程や作る人、素材などを見つめなおすだけでも、SDGsと言えるのではなのではないでしょうか。
・持続可能なおしゃれについては…この後のゲスト、元モデルで現在は女優の藤麻理亜さんにお話を聞いてみたいと思いますので、お楽しみにお待ちください。