・先週、ラクシックカーのニュースを取り上げましたが、本日は、同じクラシックである古民家物件のニュースです。
・篠さん、両生類研究所は誕生して何年くらい経ちますか?
・空き家対策として、古民家物件が紹介されるテレビ番組、また自治体も積極的にセールスしていますが、では、ふるさと回帰支援センターに移住相談した人の人数で、移住先人気1位は何県でしょう??
1位が静岡県、2位が山梨県、3位が長野県、福岡、宮城、広島と続いています。
・総務省によると全国の誰も住んでいない空家件数は約350万戸ですが、その多くは老朽化し商品価値がなくなっています。
一方、欧米の家は築100年以上の住宅が高値で販売されています。
・クラシックカーを優遇しきれない日本の方針で、中古住宅は融資でも税制でも冷遇され中古市場が育ちませんでした。
車でも家でも「中古が売れると新築が売れなくなる」という考えが根付いていたり、「手入れ」という文化もあまり成長しきれなかったためか、日本では築40年でほぼ廃屋になります。
・とはいえ、街から離れて自給自足するようなイメージが先行し、また格安や無料な場合もあり、購入を考える人が多くなっていますが…激安古民家は重大な欠点があるから安いという現実もあります。
・「それが良い」という人もいますが、こうした古民家を完全にリフォームするには新築で買うのと同じくらいの金額が必要な場合もあり、お金を節約するために古民家というのは難しいのではないでしょうか。
・夏休みに地方へ旅行へ行き、ペンションに泊まり、田舎暮らし、いいなぁと感じるのは、インフラがしっかりしているという事が大前提にあり、電気はあるとしても、ガス、水道、トイレ、車道がない場合も多く、ゴミ収集もしてくれないケースもあり、自分で処理場に持ち運びという、、目に見えづらい負担が多いのです。
・なんとなく「田舎でも都会のように快適な暮らしができる。ショッピングはスマホで大丈夫」と考えている人は、少し考え直す機会を持ってみるもいかがでしょうか。