古き良き伝統と文化を守る日本において…
日本が世界に誇る日本のクラシックカーがピンチなのです。
篠さん!クラシックカーはお好きですか??
・日本の自動車税は、現状ガソリン車で13年経つと15%、さらに自動車重量税は18年超で約50%それぞれ重くなっています。
・もともと日本は自動車の税金が高いと言われており、アメリカに比べて約30倍、ドイツの約4.8倍と先進国のなかでは日本は世界で最も税負担が大きく、古い車に乗り続けるのは難しい環境となっています。
・また脱炭素社会実現へ向けて、より排ガスが少ない車をという傾向になっていますが、古いクルマを大切に乗り続けることは、新車を乗り替えるよりも、エコロジーに貢献しているのでは?という視点もあります。
・例えば、ドイツでは、2030年までに純ガソリン車の新車販売禁止を打ち出している一方、30年以上前に生産されたクルマには、「ヒストリックナンバー制度」というものがあり、優遇税制が受けられ、すでに50万台を突破し過去最高となっています。
・ナンバープレートは文化的価値があるものとして、ドイツ語で歴史を意味する“Historisch”の頭文字「H」が採用されているのです。
税額は年間2万4千円ほどで、環境規制にしばられることはありません。
・また、フランス、イタリアでも30年以上で免除となるなど、欧州ではクラシックカーの自動車税が緩和され、旧車を守る制度が確立されているのです。
・日本には自動車文化がないとよく言われ、歴史やひとつの文化遺産として捉えることがあまりないのは事実です。
・逆行するように、アメリカで日本のクラシックカーが人気で、登場した当時、アメリカに渡らなかった日産スカイラインGT-R、トヨタ・スターレット、ホンダ・ビートなどがプレミア価格で取引されて大切に乗り続けられているのです。