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アウトドアの季節到来!登山で遭難者が増えているワケとは

本日は登山のお話で、私、坂本も登山が大好きで、環境に恵まれている栃木県に感謝しつつ楽しんでいる訳ですが…この季節、研究所がある奥日光周辺でも登山者を見かけると思いますが、今年は、多い?少ない??

・コロナ過での遊びとして、もってこいの登山のはずが、自粛傾向にあったのか、2021年の富士山登山者数は約79000人で2017年の28.5万人から大幅減少となっているのです。しかし、キャンプブームもあり、また「ゆる登山」もトレンドにとなり、この夏は増えるのでは?と言われています。

・篠崎さんは、山に入ることも多いので、改めて登山するというのはないですか?

・登山者数は減っているにも関わらず、遭難者は増加しており、その理由として、遭難者の半数は高齢者、中高年がほとんどを占め、低山・里山で山岳遭難が多発。
2021年の発生件数は過去2番目の2635件となり、警察庁によると遭難者の約半数が60歳以上でした。

・普通に考えると経験豊富なベテランは遭難しにくいはずですが、高齢登山者は過去の経験がアダになり、若い頃の感覚で登る傾向もあり、体力の衰えを感じた頃には遭難しているケースが多いと言います。

・また、登山を始めよう!と思う方で多いのがyoutubeからで、若いyoutuberが簡単そうに登っているのを見て、それに触発され、軽装備で気軽に出かけることも多いみたいです。

また実は、低い山は高い山より高低差が少ないため、進む道がはっきりせずどっちに行けば下山できるのか迷いやすいと言われています。

・奥日光でもアウトドア観光に力を入れていらっしゃいますよね?

・政府もアウトドア観光を外国人観光客誘致につなげたい考えもあり、沖縄から北海道まで全長約1万kmの「JAPAN TRAIL(ジャパントレイル)」が計画されており、今後10年ほどで整備されるそうです。

・そのため登山の前に、登山ではない原野や森林を楽しみ、迷わない道や頂上に休憩所があるトレイルから初めて見るのも良いのではないでしょうか。

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