世界に一つのSDGsニュース

今年もゲリラ豪雨がやってくる
森林伐採が増えている日本の課題とは

2021年は記録的な豪雨に見舞われた1年となり、昨年7月3日、熱海市で起きた大規模な土石流の土砂災害が起きました。

・原因は、自然災害もありますが、土石流の発生地点横にメガソーラーがあり、これも土石流の原因の一つではないかと言われています。

・衛星地図を見ますと、そのメガソーラー予定地は、土がむき出しになっており、この土が流れ落ちて土石流が始まった可能性が高いと言います。

・熱海だけではなく、全国でメガソーラーが原因の土砂災害や洪水、河川の汚染や森林減少が起きています。
原因はメガソーラー建設の為、森林を伐採し盛り土をした事でした。森林伐採で保水機能がなくなると、雨が大量の土砂を流出させます。

・CO2を吸収する森林を伐採してまで、なぜ森林にメガソーラーを設置するのか?と思います。
日本には欧米のようにメガソーラーを建設する平地の荒野がないためであり、例えば、アメリカでは広大な砂漠に、都市ほどの面積があるソーラーパネルを敷き詰めて、大規模なメガソーラーを建設しますが、日本では設置に適した平地はすべて利用されているため、山しか残っていないのが現状。

・東日本大震災以降、原発がストップし、環境に良いということで、ソーラーパネルが増加。
土地として安全性が低い場所は、地価の値段が安いため、利益を優先するメーカーが増え、誤った場所への設置が増え、山梨県や和歌山県では森林伐採伴う開発を禁止しています。

・再生可能エネルギーの推進には不可欠といえる太陽光発電。
環境や景観の保全と再生可能エネルギー推進のバランスをどのように調整していくのかが、課題となっています。

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