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スマホは、良き勉強の相棒になるの??教育で活用できる学習アイデアとは?

生活になくてはならないスマートフォンですが、我々大人が依存体質にも関わらず、子どもに、あれこれ言うのも違うのでは?と考える人によって生み出されたのが本日の学習アイデアです。

とはいえ、子どもの場合、スマホ依存症による学力低下のリスクは、様々な研究者も注目する大きな問題で、例えば「スマホを見ないで勉強だけに集中した場合、その効率は62%も良くなる」ことが分かっています。

また、スマホの使用によって、学習した記憶が脳から消えてしまう現象も多くの研究結果があり、最近では、スマホを学習アイテムとして活用するのではなく、モチベーションを上げるものとして活用する動きがあります。

スマホを見ないだけで奨学金!?ノルウェーの学生向けアプリ

その1つ、ノルウェーのアプリ「Hold」では、勉強に集中すれば、ごほうびがもらえるというもの。
アプリを立ち上げれば20分間、他のスマホ機能が使えなくなり、20分以上勉強に集中したいという場合は、好きなだけ延長OK。
時間が延びるにつれポイントが貯まり、コーヒーやお菓子、映画のチケットなどの「ごほうび」と交換できる仕組み。

ポイントを貯め続ければなんと、20,000ノルウェークローネ(約272.000円相当)の奨学金が受け取れると言います。ノルウェー学生の4分の1が、アプリの利用者で、イギリスとスウェーデンでも導入が広がっています。

スマホを触るほど歴史に詳しくなるアプリ「A touch of history」

もう一つご紹介するのは、サムスンのアプリ「A touch of history」。
授業中にスマホをいじる子供たちに対し、スマホを触れば触るほど、あらゆる歴史の事象に詳しくなるもので、例えば、アインシュタインやマルコ・ポーロといった歴史上の人物とチャットをして、「何をした人なの?」と直接疑問を投げかけたり、写真に歴史上の出来事に関する画像が紛れ込んだり、簡単な歴史クイズをクリアしないと開けなくなる機能もあります。

実際にこのアプリを使って授業を行った学校では、生徒たちが次々と歴史の授業で発言したり、歴史上の人物を身近に感じているような発言をする場面が見られた。

勉強や仕事の良き相棒として働いてくれているのか、それとも、その妨げになっているのか。いま一度、自分のスマホとの関係性を改めて振り返ってみてはいかがでしょうか。

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