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教室のデザイン改善で学習率が25%UP⁉子どもの能力を伸ばす環境とは?

スペシャルウィークのテーマである、「子どもたちを守るために」と同時に、子どもたちの能力を伸ばすことも重要だと思います。

以前の放送で、デスクは何もない方が、作業効率が上がる。
多少乱雑の方がクリエイティブの能力が上がるというニュースがありましたが、篠さんのデスクは多少乱雑でしたよね??

学校の教室でいうと、日本とアメリカで違いはありましたか?

教室の環境について、イギリスのソルフォード大学の調査によると、環境を整備したところ1年間で平均して25%も影響することが判明しました。

環境は教室の色や騒音、光などがありますが、まずは教室の色です。
やっぱり自然光が入った方が良いと言われておりますが、では、壁紙は何色が集中できると思いますか?

東京電機大学のよる実験によると、集中力を高め、脳の活性化を高めたい場合には、「黄色」が効果的。なのですが、脳のパフォーマンスがアップする代償として、黄色のブースでは疲労がもっとも溜まりやすくなることが判明。
一方、「青色」はストレスを緩和しながら集中力を持続するさせるため、教室ごとに使い分けるのが効果的なのでは。

音は…学校では無音の所が多いと思いますが…
篠さん無音ってどうですか?

茨城大学の研究によると、完全な無音よりも適度な雑音があった集中力が高まるというデータがあります。

例えば、図書館やカフェなどの適度な物音で、環境周囲の音が自分の音を打ち消してくれる現象を「マスキング効果」と呼びます。

ちなみに、アマゾンやマイクロソフト、スターバックス、アップルなど巨大企業が生まれた場所といえば…シアトルですが、なぜテクノロジーの街になったかと言いますと…シアトルのある立地条件が、プログラマーがより集中してお仕事に向かえるという考えだったのです。
そのある条件とは??

正解は雨が多いという土地だったから。
シアトルは雨が多く、集中力が上がると言われ、また雨だからプログラマーたちは遊びにいかず、仕事に専念してくれるのではないかという理由があったのでは。と言われています。

ちなみに、日本でも当たり前となっているオープンオフィスですが、アメリカのテクノロジー企業では従来の半個室の従来型に戻す流れが生まれています、その理由として、オープンオフィスを採用することで、注意力が乱れ、生産性が15%低下、またスタッフが病気にかかる頻度も2倍に高まったという調査があるそうです。

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