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増え続ける児童。虐待言葉の暴力は脳を委縮させることが判明

18歳未満の子どもへの児童虐待は、30年連続で増え続け、2020年度は過去最多の20万5029件なり、前年度より5.8%(1万1249件)多くなった。
2021年も暫定値ですが、2020年を超え過去最高となっています。

なぜ?多くなったのかと言いますと…1つに「面前DV」という心理的虐待が増えたから。

面前DVとは、2004年成立した心理的虐待の一つで、子どもの目の前で家族に対して暴言を吐いたり、暴力を振るったりすること。

厚労省によると「新型コロナウイルスの影響で子育てに悩む保護者が孤立するリスクは高まっていて、見守り体制の強化を進めたい」としています。

言葉や態度による暴力は、体罰以上に子どもの脳や精神の発達に深刻な影響を与えます。

福井大学とハーバード大学による研究によると、夫婦間の身体的暴力を目の当たりにしてきた人と、言葉の暴力に接してきた人の脳をMRIで調べたところ、身体的暴力を見てきた人は脳の萎縮率が3.2%だったのに対して、言葉の暴力は19.8%と6倍も高いことが判明。
言葉の暴力は、身体の表面には傷をつけませんが、脳や心に傷をつけてしまうのです。

子どものしつけにうるさい日本では、虐待としつけの境界線がグレーです。
親は子どものためと思っていても、過剰な教育や厳しいしつけによって子どもの心身の発達が阻害されるのであれば、それは虐待です。

怒る事や怒られる事が無くなってしまった子育て世帯を孤立させない取り組み 積極的に進める必要があります。

一方、冒頭でもありましたが、アメリカでは子どもの安全は社会全体が守るものという考えが強くあり、犯罪や虐待のサインは見逃さない、見て見ぬふりしない、疑わしきは通報するという意識が人々に浸透しています。

5月20日、児童虐待対応や子どもたちへの性暴力の予防教育のスペシャリストである慶応大学の小笠原和美さんがゲストで出演されますので、またこの件について詳しくお伝えできればと思っています。

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