世界に一つのSDGsニュース

オーガニック食材もグリーンウォッシュ?環境に配慮する食べ物とは?

【オーガニック食品】

科学的な根拠がないのにSDGsと名乗ることを「グリーンウォッシュ」と呼び、以前紹介しましたが、最近よく見かける「オーガニック食品」。
皆さんはどんなイメージをお持ちですか?

健康によさそう?または環境に貢献している?と感じ、何となく選んでいる方も多いと思いますが、実は「オーガニック」という言葉は、国際的に統一された基準は存在せず、異なる機関がそれぞれ独自の基準で打ち出しているだけ。

「オーガニック食品」と聞くと、誰もが化学合成された肥料や農薬を使わない農法で作られるとイメージしますが、これは間違いでオーガニック農家たちも、農作物を守るために化学合成された農薬を使っており、実際に使用してもアメリカ国内でオーガニックフードと認められる農薬は20種類以上あります。

また栄養価についての研究結果は様々で、「栄養が多い」と示す研究もあれば、非オーガニック作物と栄養価は変わらないと示すものも存在し、「科学的評価が混在している」という状態が示唆するのは、栄養価の違いは「微々たるもの」ということ。

それよりも…多くの人は果物や野菜が足りないということを覚えておくべき。
昔に比べ今の野菜の栄養価は落ちてしまっているといわれております。

では、「オーガニック食品は環境によいのか?」という疑問についてですが、温室効果ガスの排出、エネルギー消費、必要な土地など、オーガニックの環境に対する影響はいい点と悪い点が混在しており……つまり、オーガニック食品の方が環境に優しい、とは言い切れないのです。

環境に配慮したいのであれば「オーガニックを購入することでは環境に配慮できない」と認識し、地元でとれた旬のものを購入すればOK。

また「健康的な生活を送る」ことが目的なら、オーガニックか否かに関わらず野菜や果物を購入すべき。

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