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映画製作は男性より女性主導作品の方がヒットする!?ジェンダーバイアスが必須となるハリウッド界

2014年から2017年の4年間で興行成績のよかった映画を分析したところ、映画製作を女性が主導した作品の方が、男性主導の作品よりも好成績だった。

調査した350本のうち、女性主導だった作品は105本であり、2020年に興行収入が高かった100の映画のうち、女性が監督を務めた作品の割合は16%で、女性監督の割合は、2018年は4%、2019年は12%と上昇の傾向にある。

また、女性が主役の映画はヒットしない、だから作らないという定説が通ってきた映画界ですが、最近は女性主役が増えている。

興行収入が1000億円規模の大ヒット映画は、いずれもジェンダーバイアス測定の「ベクデルテスト」をクリアしており、ベクデルテストとは「作中に最低2名の女性が登場するか」「その女性同士は会話するか」、「会話の話題が男性以外のことか」という3つで、クリアしている作品の方が、クリアしていない作品よりも好成績であった。

ハリウッド業界における女性の躍進は、MeeTo運動以降、働きやすくなった環境もあり、環境がよくなると女性の脳は男性以上に活性化すという。

女性の脳は男性の脳以上に社会環境に左右されやすく、女性がよい社会環境にあれば男性の能力をしのぐ。

スウェーデンのカロリンスカ研究所によると、環境が認識能力に影響するのは男女間で違い、1923年から1957年までに生まれたヨーロッパ13カ国に住む3万人の人々の認識脳力に関するデータの結果、ヨーロッパ13カ国の女性は「ある瞬間の出来事を思い出す能力」について男性よりも好成績であった。

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