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 実用性がないものほど高く売れる法則。日本復活のヒントを考えよう

【実用性がないものほど高く売れる】

前回、コーヒーは世界で流通しすぎているから、価格が上がりづらいとの話があがりました。

コロナ禍が続く中において、実用的で機能を重視した商品は不人気で、反対に実用的価値が無いものほど、評価される傾向が顕著になった。

例えば、車では新型のランドクルーザーが全世界で4年待ちとなっておりあの機能を使いこなせる人は、何人いるのでしょう?

とはいえ世界で投資の対象になっているのはフェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーで、スーパーカーはあまりコストをかけずに開発し、安く作って利益率が非常に高いため儲かると言われている。

価値のないものの最高峰は仮想通貨。
2008年ネット上で無料配布していたビットコインでしたが、誰も保障しない通貨をみんなが買ったため一時700万円を超えました。

バブル期に安田火災海上保険がピカソの「ひまわり」を53億円で購入し散々叩かれましたが、今転売すると200億円以上。
ひまわりやフェラーリは実用性が何もないがゆえに制限を受けず価格は上昇し続けます。

では、今後、日本はどのような商品やサービスを考えるのが適切なのか?

1つの解決策として、日本が得意とするところの機能性+高価格帯がある。

例えば、ダイキンは世界シェアトップに踊り出ましたが、高価格帯家電として、中国では「空調のベンツ」と呼ばれ、高性能で高級な、豊かな人が買う位置づけとなっており、富裕層の家では来客に見えるように居間にダイキンを設置しているという。

また欧州は気温が低いためエアコンが普及しなかったが、地球温暖化でフランスでも40度を超えるようになり、古い建物にエアコンを後付けする必要に迫られ、ダイキンが売れた。

また、コロナ禍で宅配需要の増加から、韓国では輸入バイクのほとんどをホンダ、ヤマハが占め人気となっている。

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