少子高齢化、空き家対策といえば日本が抱える社会問題の一つですが、その問題の解決策になるかもしれない??
アイデアとしてイタリアの「分散型ホテル」があります。
分散型ホテルとは、客室、レストラン、バーなどの建物内機能をバラバラにし、集落のなかに分散させた宿泊形態。
村の中心にカウンターを置き、集落内の空き家を客室として利用。
朝食はカフェで提供されたり、夕方からは村はずれのバーに出かけたりで、朝、昼、晩で、違う楽しみが出来るのが特徴。
なぜイタリアで広まったの?
1976年にイタリア北部を襲った大地震による被害で、住人が家を離れ、空き家が続出。
地震による被災から地域再生を狙う手段として生み出された。
栃木県、そして日光でも空き家対策、地域活性は急務です。
日本でも少しずつ分散型ホテルが広まっており、大阪にある布施商店街では、商店街空き店舗対策として、分散型ホテルとして人気。
「分散型ホテル」のデメリットとして、コンセプトの統一感、移動、ゲストと住民との距離感の問題が残る。
野村総合研究所の報告では、2033年には空き家の数が2千万戸を超えるというデータがあり、2013年から30年間で、13.5%から30.4%へと2倍上昇する想定。