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うすうす気づいてた?植物の開花が一ヶ月も早まってた⁉

「満開の桜」といえば、ひと昔前は、卒業式の季節、入学式まで残っていることが多く、あれっ満開が早まってるのでは??と、うすうす感じることもありますが、みなさんは、どんなイメージですか?

桜の開花が年々早まっており、観測史上を塗り替えることも多く、昨年は、京都の桜が過去1200年で最も早く開花を迎えた。

これは日本だけではななく、同じ島国のイギリスでも、1980年代に比べて1カ月も早く花が咲くようになっている。

ケンブリッジ大学の研究で、イギリスの植物406種の初開花に関するデータ約41万件を洗い出してところ、1986年以前からほぼ1カ月早くなっていることが判明。

植物の開花が早まるとどうなる?

早すぎる開花は、動植物の絶滅や生物多様性を激減させるリスクがあり、この現象は「Ecological mismatch(生態学的ミスマッチ)」と呼ばれている。

植物、昆虫、鳥類などの野生生物は、植物の発生段階が同期するように共進化してきた。

例えば、ある植物が花を咲かせると、そこに特定の昆虫が集まり、それがまた鳥を呼び寄せるといった具合ですが、どれか1つの時期が早まってしまうと、これがぐちゃぐちゃになる可能性がある。

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