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これもセレンディピティ?運を科学的に引き寄せる方法とは?

セレンディピティを見える化してみよう!もこの番組のテーマですが、運とセレンディピティって似てますよね?

「運を引き寄せる」を実験で証明したのが、ハートフォードシャー大学心理学教授のワイズマン氏の研究。
運の「いい人」と「悪い人」を調査した結果、運は単なる偶然でなく、その人の選択によるところが、大きいことが明らかに。

1000人以上の被験者を調査し、運のいい人の性質を発見。
・新しい経験を積極的に受けいれる人
・外向的で、あまり神経質でない人
直感に従い、前向きにものごとを試し、それがさらに直感を研ぎ澄ますという。

それを踏まえ、ワイズマン氏は「ラック・スクール」という運がいい人のように行動すると、幸運な人と同じ成果を得られるの?という実験の結果、ラック・スクールの卒業生の80%が運が良くなったと実感。
しかも、運がだけでなく幸福感も強くなった。

なぜ、新しい経験が運や幸福感を強くするの?
理由として、「チャレンジしなかった」という後悔が大きいから。
コーネル大学の心理学教授ギロヴィッチ氏によると、「失敗より行動を起こさなかったことを二倍後悔し、失敗は正当化できるが、何も試みなかったことについては、正当化できないから。

とはいえ、いつも新しい行動は難しい?と思う人は、「身近な対象を育てる」ことで、学習能力があがり、幸福感から運をよくする秘訣の一つ。
例えば、愛情をもって子どもを育てた経験のある母親ラットの方が記憶力と学習能力が高く、オキシトシンという「愛情ホルモン」の働きからと考えられています。

「育てる」は、実の子どもである必要はなく、愛情をもって部下でも育てると、オキシトシンが分泌される。「人を育てると自分も成長する」ということはよく言われるが、これは証明されている。

ちなみに、運がいい人のまねをすると、脳の回路も似ていく。

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