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人間は色に支配されている??部屋の色使いで能力が下がるの…?

【部屋の色と生産性の関係】

SDGsの項目でもある働き方の1つ「生産性を上げる方法」を、この番組でも取り上げており、以前、多少乱雑なデスクの方がクリエイティブな思考が出来る!?かもという話がありました。

コロナで自宅が仕事部屋という人が増えていますが、仕事のスイッチが入らないのは、周囲の色が関係しているのかもしれません。

例えば、インテリアで定番である「シンプルな白」ですが、白だけでは思わぬ落とし穴があります。
なぜなら白は明るく眩し過ぎるため、人を疲れさせる色だから。

人間が落ち着く色は反射率が60%以下の色であり、白は90%前後も光を反射。
眩しさは、視神経に負担を与え、頭痛を引き起こす原因にもなり、不安やイライラなどのストレスを生み出します。
白を使いたいのであれば、「オフホワイト」「アイボリー」など、明る過ぎない色を選ぶのが、健康を損なわずに済む方法。

またトルコのビルケント大学とギレスン大学の研究によると、無彩色と有彩色の部屋で、課題をこなす実験では、かかった時間が、無彩色の部屋で平均4.8分、有彩色の部屋では4.3分。
解答の正確さも無彩色の部屋のほうが低かったことが判明。

部屋の壁を変えることはちょっと大変!!という方はそうしたらいいの?

➡ストレスを発散するには、押さえ込まれたものを元に戻す、つまり外へ向かって反発する力が必要になります。

そのエネルギーを与えてくれるのが「赤」であり、赤色のものを身に着ける、周りに配置するなどで、対応可能です。
赤は、アドレナリンの分泌を促し、交感神経を刺激し、脳の興奮レベルを上げてくれ、感情を外へ向かわせる働きがあります。
ちなみに、濃いピンク、オレンジ色でも近い作用があります。

色の効果を発揮したいなら、できるだけ自分の目に見えるところに身に着けましょう。

一方、避けたいのは、青や青緑。これらの色は心のエネルギーを押さえ込み、内側に向かわせるから。
黒や灰色も感情を抑圧・抑制するはたらきがあり、ストレスをより溜め込むので、避けた方が賢明。

また、対人ストレスを「和らげる色」は緑。
対人関係におけるストレスの場合、「~し過ぎる」というのが大きな原因。
その多くが「気を遣い過ぎる」「我慢し過ぎる」「虚勢を張り過ぎる」など。
そんなときに身に着けると良い色が「緑」。
暖色、寒色のどちらにも属さない緑は、見える波長の中では最も中間に位置するスペクトルの色。
色の性質としては自然を象徴し、調和とバランスを意味します。
緑は過剰になりがちな状態を緩和し、中和するはたらきがあるのです。
そのため、何事も「ほどほどに」という気持ちをもたらし、心理的な安定をもたらします。
緑を身に着けていると、「穏やかで話が聞き上手」な人に見られやすくなるので、人付き合いがスムーズになりやすくなります。

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