音楽の趣味が合う人は友達になりやすいですよね?
その現象を応用したのが、ドイツの動物愛護団体とSpotifyが始めた里親マッチングサービス。
シェルターで保護されている犬の「好きな音楽」を調べたところ、その音楽が好きな里親がどんどん見つかった。
実は、人間と同じように犬も特定の音楽を好むことが、2017年に発表されたグラスゴー大学の論文によって証明されている。
仕掛けは、例えばヒップホップが好きなユーザーの画面に、ヒップホップが好きな犬の存在を知らせるバナーをポップアップさせるというもの。
プロジェクトの裏には、ペットの殺処分問題が。
実は、ドイツでは子犬は「買わず」に「引き取る」のが当たり前で、殺処分がほとんど行われいなく、このマッチングが機能したのかもしれません。
対して日本は、未だに毎年約10万匹の犬・猫たちが、保健所で命を落としています。
テクノロジーと動物学の知見を利用しているこの企画、仮に日本でも普及すると犬の殺処分を減らすことにつながるのかもしれません。