埼玉・春日部市にある昔ながらの家族経営の「みどりスーパー」。
大型スーパー乱立にも負けず、お客さんはひっきりなし。

ヒット商品の「そこらへんの草天ぷら」。ですが、もちろん雑草という訳ではなく、アシタバや春菊など地元(そこらへん)で採れた野菜(無農薬野菜)を使ったものでネーミングの大勝利なのでした。
名前のヒントになったのは、映画『翔んで埼玉』の「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」という台詞。
家族経営のため。店内に掲示板が設置されており、地域の習い事やスポーツチームメンバー募集、高齢者のサークル情報など地域の告知と情報が貼られている。
そのため、地元とのつながりを生む場所であり、またお客さんとスタッフの会話が多いことも特徴の一つ。
以前に紹介しましたオランダの「世間話専用レジ」に似ており、客が店のスタッフに気軽にどんどん質問するという。
「どう食べたらおいしい?」「保存はどうする?」など。
開発者の河内さんはたまたま思いついた訳ではなく、かつては、突然閉店した市内の人気パン店の看板メニューの「春日部ぷりんパン」を春日部のために残したいという思いから、独自開発し大ヒット。
こうした過去8年のチャレンジの結果だった。