ラクダ美容整形で失格
・サウジアラビアで毎年開催される、ラクダの美しさを競う「美ラクダコンテスト」。
優勝賞金はなんと75億円。
・賞金が高額となり熾烈な争いとなる。ブリーダーたちは自分のラクダを美しく見せる為、ボトックス注射などの美容整形を行う結果に。
・発覚すると不正行為で失格となるのだが、2021年は43頭と過去最多の失格数となった。
・評価基準は、顔や首、コブの形や姿勢などだが、特に垂れ下がった唇や、きりっと盛り上がったコブが美しいと評価される。
・ラクダの外見をより美しくするために、唇や鼻、頭部にボトックスを注入し、ホルモン注射で筋肉を増強。顔にはフィラーを注射し、輪ゴムで体の部位を膨らませるという不正な修正を与え、コンテストに出場させようと試みたブリーダーは、次々と不正が発覚して失格になった。
・ラクダへの不正が行われていないかどうかをチェックするため、高度な技術が進歩し、現在ではX線や音波探知機などを使って、エントリー候補のラクダの身体検査を行っている。
・サウジアラビアでは、ラクダは国の遺産としてみなされるほどで、コンテストは、そうした敬意をラクダに示す意図を含めて催しを行っている。