【SDGsチェックポイント】11 住み続けられる街づくりを

心拍センサーとGPSが内蔵された端末を観光客に渡しデータを取得
- 心拍の変化と位置情報を基に、「どこで感動したのか」、「観光客の『感動』を見える化」する。
- 移動距離と時間から速度も割り出し、走ったことによる心拍数の上昇は除外できる仕組み。
- 実施した分析によると、欧米系とアジア系で観光する場所や感動するポイントが異なる。
→欧米系は昔ながらの街並みが残るひがし茶屋街近くの浅野川の橋の上、長町武家屋敷周辺の灯籠を見て上昇した。
→アジア系は兼六園の中でも特に噴水の前で心拍が上がったほか、片町や香林坊と言った繁華街での上昇が目立った。
- 藤生准教授によると「国籍によって好みが細かく違う。アジア出身の人は買い物重視で欧米から来た人は風情重視の傾向」と語る。
- カメラで取得する情報からは、アンケートでは分からない細かな情報が取得可能。
例えば「欧米人はどんなすしが好きか」、「箸やフォークはどのように使い分けているか」、「料理のつゆは最後まで飲んでいるのか」など様々な傾向を把握できるようになる。