【問題】
2002年。
全世界1000店舗目としてタイムズスクエアにオープンした「吉野家」。ニューヨーク進出の際に実施した、日本特有の宣伝方法とは?
【答え】
ポケットティッシュの無料配布
【解説】
ポケットティッシュの無料配布は日本特有の宣伝方法。
ポケットティッシュを使う文化がなかった時代、割引クーポン付きティッシュを1万個配ったところ、9割り近くの通行人が受け取ったといいます。
地元のTV局がこの手法を真似て番組宣伝用のポケットティッシュを配布するなど、その後ニューヨークの宣伝方法として定着しました。
【思考するためのヒント】
日本でポケットティッシュ・マーケティングが広まったのは、1980年代、富士銀行が口座開設の贈呈品として大々的に配布し始めたころから。
現在はPR手法としてデジタルに考えがちですが、PRはニッチなメディアに向かう方向も多く「大衆」ではなく「個人」に向けたダイレクトマーケティング手法として見直してもいいのでは。